2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

暗渠の中へ

許可を取ってないのでどの川とは言わないが、暗渠に潜ってきた。そんなら書くなと言われそうだが、しかしね、ほんとに素晴らしい。足元はどろどろで汚水がバンバン流れてるためひどい悪臭がする。見たことのない白い虫がそこらへんに居る。大きな岩があった…

『アブストラクト・シネマ』ケイス・グリフィス、1993年

ヴィデオアートの画期となった作品に関して、インタビューなども交えながら紹介するドキュメント。フィルムの直接アクリル絵の具を塗ってアニメーションにしてみる、等の〈実験的〉創作活動について当時の状況が生々しく伝わってくる。しかしまぁ、実験とい…

『惑星大怪獣ネガドン』粟津順、コミックス・ウェーヴ、2005年

2005年にもなって敢えてフルCGでベタな怪獣映画を撮ってみるという洒落っ気には少なくとも敬意を示さないといけない気はする。火星から来襲した怪獣に立ち向かう壮大な映画に見せかけてその実、愛娘を事故で亡くした無念が闘いの動機になっていたりするとこ…

そしてたくさんの映画

目にものを流し込むようにして、毎日たくさんの映画を観ている。授業で。多いときは一日6時間くらい、それが月曜から金曜まで続く。しまいには意識が朦朧としてくる、というか気付かないうちに寝てしまうことも少なくないけれど、それでも、映像の前に長時間…

『馬とマウスの阿房トラベル』鉄割アルバトロスケット、下北沢ザ・スズナリ

我々は馬鹿だ、と言っている人たちに関して、そうだ彼らは馬鹿だ、とコメントしてもつまるところ自分が馬鹿だということを自分で示してしまうだけなので、結局のところそれと逆のことをコメントすることになり、それはとてもずるい。舞台に乗っかった馬鹿を…

渋谷川に潜らないか

学校では人数分のマックとウィンドウズ、ハイヴィジョン撮影用のカメラ、照明器具、プロにも貸出しているらしい撮影スタジオ、等々の設備の内容をきいて、思った以上に恵まれていることを知り、すこし元気になった。 しかし新学期の課題をまだ提出していない…

入学前にひとこと

明日、上野の奏楽堂で入学式だが、既に気持ちが鉛のように重い。 芸大とはいえ、まだ設置されて2年目の学科では、その卒業証書をもらったとしても紙切れにすぎない。2年後には事実上の無職となることが目にみえている。 国の予算で芸術の勉強をするからには…

マッチョな東京に一票

投票にいってきた。まもなく、支持した人が当確になった。 なんのかんの言って、私はマッチョな東京が好きなのだ。オリンピックでもなんでも、東京で開催するといい。 あまり関係ないが、先月の18日にPASMOのサービスが開始されたとき、東京はなんてマッチョ…

暗渠に船旅は無理だろう

ということがわかった。少なくとも渋谷川に関しては。 渋谷川の源流を辿り、新宿御苑内の玉藻池まで行ってきたが、その池から渋谷川が流れ出し、暗渠となっているところは写真のとおり、流れが滞り、とうてい船を浮かべられる大きさのものではなかった。 渋…

上野校地へ

身体測定をしにいったが、可愛い子の多さに驚嘆した。さすが美大。いや、ここは芸大なのだ。本郷と目と鼻の先にありながら別世界が展開されている。 その大半が芸術家、かそのようなもの、をめざす人々が順に並んで身長や体重を測ったり、レントゲンを撮られ…

おととい、大使館で

渋谷川のことを話したら、ウィーンなどにもそのような地下河川がある、というような話を教えてもらった。 川があって都市があれば、地下河川も世界中にあってもおかしくはない。 ウィーンについては映画〈第三の男〉をみるといい、ということだった。みてみ…

マンホール萌え

渋谷川を撮影しに行った。しかし稲荷橋より上流は暗渠なので、マンホールを辿ることにした。聴診器をあててもたいてい何も聞こえない。マンホールのなかでも、水が通っているとは限らなくて、電気やガスや電話線が通っていたりするので、聞こえるはずがない…

phテルミン!

これは素晴らしい! phテルミン、と言って、テルミンはテルミンでも、水素イオン指数を音高に変換し、溶液の酸性は低音、アルカリ性は高音になる楽器、らしい。 その他にも、ダンゴムシの動きを音楽に変換するダンゴミュージックなど、嫉妬に狂うほど素晴ら…