2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『新編・新宗教と巨大建築』五十嵐太郎、ちくま学芸文庫、2007年

「新宗教」とあるのを、てっきり霊友会や幸福の科学等々の建築に関して分析があるのかと思って手にとったけれど違った。定義上、「新宗教」というのは江戸時代後期以降に成立したものを指すらしく、そのため主に天理教、金光教、大本教等の施設が分析の対象…

新興宗教建築ツアー

ツアー、と言っても手前勝手に巡っているだけで具体的には霊友会、幸福の科学、GLA、創価学会の各本部の外観を見学し、撮影してきただけ。学校の写真課題のためとはいえ、いささか冒険が過ぎたかもしれないけれど、東京でする冒険としては出来が良いほうだと…

『クイーン』S・フリアーズ監督、ヘレン・ミレン主演、2006年

ダイアナ妃急逝前後のエリザベス女王の静かな葛藤を描く、という映画作品。リーダーというのは力強い反面、繊細でなおかつ孤独だ、というのはある意味当たり前のことであるから、むしろ驚いたのは71歳の女王が頬かむりをしてランドローヴァーを軽々と乗りこ…

「ユビキタス・メディア アジアからのパラダイム創成」メディアアート展示,東京大学工学部2号館

東大では今U-MATという大規模な学会のようなものが開催されているらしく、その一環でなされているメディアアートの展示。池上高志+渋谷慶一郎「Taylor Couette Flow」を目指して行って来た。二重円筒の中の流体の運動を、立体音響によって知覚させる、とい…

『ル・コルビュジェ展』森美術館

建築の展覧会と言っても、建築そのものを持ってくるわけにはいかない(なんと言ったって、森美術館自体が建築なのだ)ので、どうしたって「模型」あるいは建設前の「設計図」などを展示をすることになる。ということは、平たく言ってしまえば実物が一つもな…

『アースダイバー』中沢新一、講談社、2005年

とてもヒマだ。こんな日は中沢新一ごっこでもしようか。 と言っても、とりあえずは近所にある成子天神社あたりを散歩しただけ。 西新宿高層ビル街の筋向かいのあたり。並びにあるジョナサンや松屋の煌々とした蛍光灯に気をとられてこれまで通りすぎてきたが…

Test Tone vol. 25、六本木SuperDeluxe

比較的たくさんの人がでてくる夜のようだったが、Dimitris Kariofilis氏 (aka Ilios)と渋谷慶一郎氏(ATAK)のセッションを目指して行ってきた。 Ilios氏はライヴ会場にキャンプ用テントを張ってその中で演奏していたので、セッションと言ってもどれが誰の音な…